ICU キッズ・カレッジ

2019年度プログラムは終了いたしました。2020年度は春学期(4〜6月)の開講はありません。7月以降のプログラムは未定です。(2020.3.23)

プログラム概要  〜大学の先生の授業を受講してみよう〜

可能性の種を蒔こう!

リベラルアーツ教育を特色とする国際基督教大学(ICU) 。

ICU キッズ・カレッジは、普段 ICUで大学生が専門的に教わる内容を小・中学生向けにアレンジした内容となっています。ICUで本学大学生が教わるように、未来を担う子供たちを対象に早い段階で考え方、考える姿勢を教えながらの授業を通し、クリティカルシンキング(自分で考え、調べ、分析し、判断をする能力)を身につける一助としてもらう、ICUならではのアクティブ・ラーニング型教育プログラム。それが「ICU キッズ・カレッジ」です。

60年以上にわたりリベラルアーツカレッジであり続けるICUで、多分野の授業を子供のうちから受講することで、学際的な学問的興味の育成や批判的思考能力の養成のきっかけになることを期待しています。

【参考】ICUのリベラルアーツについて(学校法人国際基督教大学ウェブサイトへリンクしています)

【合わせてご覧ください】→ICU生涯学習プログラム 小中学生向け講座(学校法人国際基督教大学ウェブサイトへリンクしています)

※本プログラムの講義・授業は全編を通して日本語で行われます。(教員、スタッフ、学生は日本語のほかに少なくとも英語でのコミュニケーションが可能ではあります。)
※プログラム中に大学の研究・調査を実施する場合がございます。
※本キャンプのプログラム実施中に撮影した写真や映像は学校法人国際基督教大学及び株式会社ICUサービスの広報、研究目的で使用いたします。

 

開催日時

2020年度は春学期(4〜6月)の開講はありません。7月以降は未定です。

↓《2015〜2019年度実績》↓

月1〜2回 土曜日 午後

学校法人国際基督教大学の授業開講学期(年間3学期、1学期3カ月間)期間中の開催

場所 国際基督教大学構内
内容 学校法人国際基督教大学の講師陣による親子で参加できるアクティブラーニング型教育プログラム。
対象

小学4年生〜中学3年生 と 保護者の方1名 

※お子様1名に対して保護者の方1名ご一緒に聴講いただけます。(お子様のみの受講可。)

過去の授業の様子

 特徴

  • ICUの理念であるリベラルアーツ教育を反映したクラス内研究等を中心とした探究心を養う講義内容
  • 親子での参加が可能(お子様だけの参加も可能です)
  • 講義は、国際基督教大学(ICU)に縁のある講師陣が担当
  • ICU現役学生のサークルによるサークル体験ワークショップ”放課後講座”を授業後に開催
  • 東京都内武蔵野の自然豊かなICUキャンパスで実施

ご挨拶_ICUキッズ・カレッジ開講によせて

岡村秀樹先生 (国際基督教大学 自然科学デパートメント 物理学 教授/生涯学習プログラム主任(当時))

ICU キッズ・カレッジ (IKC) は、全く新しい試みであり日本のどこの大学にも類似のものはありません。
我々は次世代を担う、日本のリーダーを育成したいと考えて、このようなものをスタートしました。

大学で小学生に教えることの意義は何でしょうか?
小学校や塾で教わる勉強と同じことをするのでしょうか?

いえ、それらはそれらで大切な勉強ですが、ここでは違うことをやります。

小学校の勉強のもっと先にあること、アカデミックな内容を教えます。主に、我々が普段ICUで学生に対して教えていることを、小学生向けにアレンジして教える、というものになります。

それでは大学での勉強の予習となるようなものでしょうか?

いえ、違います。

ICU キッズ・カレッジで教えたいのは知識よりも、主に、考え方、考える姿勢、というものです。受験勉強とは違う、もっと遠くを見据えた教育をしたいと考えています。

ICUはリベラルアーツ大学で教育を重視しています。
各教員が、考えさせたり、広い視点から物事を捉える訓練をさせるように工夫して授業を行っています。そのようなICUの授業スタイルで、小学生に教えます。

考え方、考える姿勢、というのは、日本の教育の中ではうまく教えられていないことです。これからどうなっていくのかわからない時代ですから、周りに流されたり、常識で判断するというのではなく、自分で考え、調べ、分析し、正しい判断を行っていくという能力は大切です。ICUではクリティカルシンキングと呼んでいますが、それを身につけることこそが大学で学ぶ意味だと思います。

しかし、大学生というのは実はすでに出来上がってしまっていて、考え方の柔軟性はかなり失われてしまっている印象を受けます。「大学生からでは遅い」というのが、教員の間で話されていることです。小学生からそういうことを教えれば、きっと彼らの今後の人生にそれが役に立つと思います。難しくて理解できないのではないか、とお思いになるかもしれません。もちろん我々は小学生にも理解できるように工夫して授業を行いますが、それでも大学生用の内容がベースであればその場では理解できないこともあるでしょう。

しかし心配する必要はありません。
それは心に残っていくからです。
これから先、中学校、高校、大学と進めば、より抽象的で難しい概念を習っていくことになります。そういう内容は、一回聞いて、すぐに理解できるものではなく、2回目、3回目に聞いて理解できるものです。今は理解できなくても、なにかそういう話を聞いた、ということが印象に残っていれば、後になって全体像が見えた時に今回の話が結びついてぱっと理解ができる、というものだと思います。

その他の狙いですが、まずひとつは子ども達の心にたくさんの種をまいてあげることができます。

ICU キッズ・カレッジは、毎回毎回、違ったさまざまな内容のことを教えていきます。学期中の開催講義については、ICU生による授業も放課後授業という形で組み込まれており、バラエティーに富んだ内容になります。これだけさまざまなことを子供たちに経験させてあげる機会は滅多にないはずです。たくさん撒いた種のうち、どの種が芽を出すのかはその子によって違うでしょうけれども、子供たちの将来に、きっと何かの形で、大きく実を結ぶのではないかと考えています。

ふたつ目は、それと関連しますが、大学の先生との出会いです。

我々は、何かの学問分野でそれぞれ深く研究した人間ですから、いろいろなことを知っています。
みなさんの勉強の先に何があるのか、何のためにそれを勉強しなければならないのかを知っています。そういう先生たちとは普段は接する機会がなかなかないはずです。中には、この先もずっと印象に残る先生がいるかもしれません。こういう人になりたい、と思うような先生と出会えるかもしれません。そういうことが、子供たちが自分たちの進路を決める際に影響するかもしれません。

みっつ目ですが、小学生のうちに大学に来て大学の教室で大学の先生から授業を受けることで、勉強して大学に進学することが自分たちの将来の姿として具体的に感じられるようになるはずだということです。

私の個人的な願いですが、ここにいる子供たちの中から、将来日本を引っ張っていってくれるような人が育ってくれるとよいと思っています。

(2015年8月 ICUキッズ・カレッジ開講に寄せて)

過去の授業の様子

過去の授業風景(授業概要、写真など)は、ICUキッズ・カレッジFacebookファンページに掲載しています。

ICUキッズ・カレッジFacebook ページ:https://www.facebook.com/ICUkidscollege

詳細・お申込み

授業の科目、担当講師、概要、放課後講座などは詳細が決まり次第、当社ウェブサイト内ニュースレターページで告知いたします。

(株)ICUサービスニュースレターページ:https://www.icu-service.com/newsletter/

告知は、季節毎(春講座(4-6月)、秋講座(9-11月)、冬講座(12-2月))に掲載する予定です。

 

お申込みは、ICUキッズ・カレッジ受講お申込みWebフォームから受付いたします。

ICUキッズ・カレッジ受講お申込みWebフォーム:https://goo.gl/forms/SkIUt74MSOajjskh1

※受付停止期間の場合がございます。

 受付期間や詳細は、ニュースレターページ掲載の各授業情報の告知ウェブページでご確認ください。